RIGHT STUFF, Inc.Right Stuff Wrong StuffGARMIN各機種の消費電流 十分に測位した状態で電池ボックス部での消費電流を測定しました。実際に衛星の電波を受信して測位していますが、液晶上のトラックや地図は動いていません。液晶表示が常時動いていたりルート検索などを行っていると、消費電流は今回の測定値よりも増加する傾向に有ると思われます。 電池の電圧が高いほど消費電流は少なく、電圧が低いほど消費電流は多い傾向にあります。これは内部のDC-DCコンバータが正しくエネルギーを変換していることを意味します。例外として筐体が黒い時代の外部電源においては、電圧が高くなっても消費電流一定の物が有ります。この部分に関してはドロップタイプのレギュレータが働いているようです。 新しい乾電池の目安として1本当たり1.5V、寿命中程の乾電池や充電式電池の目安として1本当たり1.2V時の消費電流を測定しました(新しいデータでは1.2Vしか測定していません。)。 リチウムイオン充電池内蔵モデルに関しては、基板状態で電池端子に3.7Vを印加したときの消費電流です。内蔵リチウムイオン充電池のスペックは3.7V-650mAh程度のスペックのようです。 GARMINの消費電流は常に変動しており読みとりが難しいです。従ってかなりの誤差を含んでいます。傾向や大まかな電池の寿命を計算するのには利用できます。 バッテリーセーブモードでは高周波回路を入り切りしているようで、ノーマルとシミュレータの消費電流を行ったり来たりします。測位条件によってこの周期が異なりますので、バッテリーセーブモードの消費電流は受信環境によって左右されるようです。具体的には、測位条件が悪いと常時高周波回路を駆動する方向になり、セーブモードにしていてもセーブ効果が薄かったりします。関連する現象としては、セーブモードだと感度が少し悪く成ったり軌跡が荒くなったりする事が有ります。 旧機種は単三電池が4本、eシリーズ、GPS76シリーズそしてGPS60シリーズは単三電池が2本となっています。従ってGPS3+の80mAよりもeTrexの100mAの方が低消費電力となります。GekoとForetrex101に関しては単四電池が2本に成っています。持続時間の計算時にはご注意下さい。 メニューからコンパスのOFFが出来ない機種の場合、或る程度の速度以上で移動中にコンパスが自動で切れた時の電流を示しています。「或る程度の速度」はメニューから設定可能です。 バックライトの消費電流に関してはライトがオフ時とオン時の電流の差です。すなわちGPSの回路電流は除外して、バックライトだけに必要な電流を表しています。明るさを数段階に調節できる機種も有りますが、測定値は最大輝度の電流です。
駆動電圧6.0V(括弧表示は3.0V)時の消費電流(mA)
駆動電圧4.8V時の消費電流mA)
駆動電圧2.4V時の消費電流(mA)
駆動電圧2.4V時の消費電流mA
駆動電圧2.4V時の消費電流(mA)
駆動電圧3.6V時の消費電流(mA)
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