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電球の特性を測定する

ハブダイナモでGPSと共に駆動する予定の、キャットアイ製HL-500IIの特性を測定してみました。直流の電源装置に電圧計と電流計を接続して、HL-500IIに使用されている定格4.8V-0.5A(2.4W)のマイクロハロゲン球を測定しました。

以下の表において、電圧と電流は実測値、電力と抵抗は計算値です。

電圧(V) 00.51.01.52.02.53.03.54.04.55.05.56.06.57.0
電流(A) 00.250.290.330.360.390.420.450.470.500.520.550.570.600.62
電力(W) 00.130.290.500.720.981.261.581.882.252.603.033.423.904.34
抵抗(Ω) -2.003.454.555.566.417.147.788.519.009.6210.0010.5310.8311.29


まず電圧と電流の関係をグラフにします。

最初の段階で急速に立ち上がっています。綺麗なグラフを書かせるためには1.0V以下は0.1V単位で記録した方が良かったかもしれません。まあ、実利用領域には関係ないので良しとします。

当然ですが、スペック通り4.8Vで0.5A程度の消費電流になりそうです。

ここには電球の電圧と電流のグラフがあります


次に電圧と電力の関係をグラフにします。

ここには電球の電圧と電力のグラフがあります


最後に電圧と抵抗の関係をグラフにします。

金属系フィラメントのお手本のように、低電圧領域では低い抵抗値であり、定格電圧で定格抵抗値、高電圧では高めの抵抗値のデータになりました。

定電流特性とは言いすぎですが、過電圧時に多少は過大電流を防止する傾向にはあります。逆に内部抵抗の低い電源でスイッチを入れた瞬間等は、過大な突入電流が流れる理由も理解できます。

ハブダイナモと組み合わせた場合を想像してみます。この電球の高電圧領域での概略抵抗値は10Ωと考えられますから、前回のハブダイナモに10Ωを組み合わせたデータと照らし合わせて見てみると、時速30km/hでも驚くほどの高電圧が加わったり、高電流が流れたりはして居ないような感じです。

市販品を単純に組み合わせて居るように見えましたが、けっこう上手く特性が選定してあると感じています。ただし最大電力を引き出していないのは確かです。次は実際にダイナモとライトの関係を測定してみます。

ここには電球の電圧と抵抗のグラフがあります


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