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大島自転車練習会

2002年06月23日に、自転車で山口県の大島を一周して来ました。メンバーは私とK氏と海兵隊のチャールズとチャールズの知人の4人。チャールズがタフな事は解っていましたが、その知人の青年も大変な人物でした。ヒスパニック系の21歳で惚れ惚れするほどの長距離ランナーの体。聞けばフルマラソン2時間20分とか。あぁぁ。。先が思いやられる。

ここには大島の地図があります

大島大橋の手前に車を止めて出発します。左手に海を見ながら地図上では時計回りに一周するコースです。駐車場に08:00集合しましたが自転車を組み立てたりして出発は08:35でした。

ルートとしては、「大島大橋」から海岸線を道なりに「道の駅サザンセトとうわ」まで走ります。交通量の少ない片側1車線の道路で走りやすい道です。しかし意外とアップダウンが有るので朝一番の体にはキツかったりします。「道の駅サザンセトとうわ」には無料の駐車場、トイレ、売店、食堂が有りますのでこちらを基地にして島を回った方が良いかも知れません。

道の駅から先は、さらに海岸線を「伊保田」まで走ります。このコースは大島ハーフマラソンのコースです。海岸沿いに多少アップダウンのある片側1車線と全幅1.5車線くらいの道が続きます。「伊保田」にはスクリューなどが展示してある陸奥公園が有ります。

「伊保田」から先にも道は有りますが行き止まりなので山に入って「油宇」に抜けます。「油宇」に抜ける道は「伊保田」集落の手前の細い道を右に入り、300m位でさらに細い道へ右折して登って行く、ちょっとわかりにくい道です。山の頂上の古いトンネルを抜けると道が二股に分かれています。右に行くと広域農道経由で元に戻ってしまいますので左の細い道を下り「油宇」に出ます。

「油宇」から先はアップダウンがキツくなります。「油宇」から約8km進むと「和佐」です。ここから先は海岸線に道が有りません。「神浦」へ抜ける道を登り、頂上付近で左に折れて広域農道へ入ります。ここまではほとんど全幅1.2車線の道ですが広域農道は片側1車線の綺麗な道です。農道の直線で延々続く道を登り、しばらく下ると「平野」から「片添ヶ浜」へ抜ける道を越える陸橋に出ます。陸橋の先50mくらいに右に降りる道が有りますかがそちらに降りて突き当たりを右に曲がり「片添ヶ浜」へ降ります。

「片添ヶ浜」は有名な海水浴場なのでトイレ、飲物などの補給が可能です。これから先は道なりに海岸線を走り続けます。「沖家室大橋」を通って「伊崎」までは片側1車線から全幅1.5車線くらいで、アップダウンのあるコースです。

「伊崎」から先は間違うことの無い海岸線の道になります。道は片側1車線から全幅1.2車線くらいまで変化し続けますが、ほとんどアップダウンは有りません。快調に距離を稼げるでしょう。(風が無ければ)

要所要所で休憩し、大島商船高専横の工事中で迷ったりしながら大島大橋まで帰ってきたのは13:50でした。総走行距離は丁度100kmです。


下図は距離と速度のGPSデータです。

ここには自転車の速度グラフが有ります

橋から道の駅までは海岸線にしては速度が変動しています。このデータからも意外とアップダウンが有ったことが解ります。道の駅から「伊保田」までは平均32km/hくらいで安定しています。ここまでは少し前を先行するチャールズを追い、背後からは21歳の青年につつかれて苦しい走りでした。

「伊保田」から「伊崎」までは坂との戦いです。坂に強いチャールズの背中は全く見えません。21歳の青年とK氏は何とか振り切れました。しかしいつ追いついて来るか解りません。その恐怖と心拍数の上昇と太股の乳酸に苦しみました。

「伊崎」から橋まではほとんど平地です。ここではチャールズも疲れたのか、私に気を遣ってくれてペースを落としてくれました。彼の後ろを必死で走りました。彼の風よけが無かったら、この区間で30-35km/hを維持することは出来なかったでしょう。

チャールズの後ろに付いていて感じました。彼は強靱な海兵隊員なのに、私よりもコンパクトなフォームで走っています。筋肉量が私の1.5倍くらい有るくせに、あんなにコンパクトなフォームで走られては勝てる訳が有りません・・・明日からフォームの勉強です。

帰りにみんなで由宇温泉に入り、王将で食事をして帰りました。チャールズはカップルセット(2名様用)を、21歳の彼は酢豚セットと焼き肉セットを注文しました。ここで圧倒されては負けだと思い、私もご飯を大盛りにして餃子を追加しました。K氏はミニ焼き飯を追加しました(笑)。


おまけ
oshima.gdbこれは今回のGPSデータです。フォーマットはカシミールのGDBフォーマットになっています。興味のある方はGPSに転送して大島を走って見てください。なかなか楽しいおすすめのコースです。

道の駅に車を止めて、右半分と左半分、海岸線と広域農道、などを組み合わせたほうが、変化もあるし初心者も加われて良いかなと感じました。

最後に、大島大橋の車道は通らない方がよいでしょう。橋の収縮を吸収する金具が、40mm×400mmくらいの大きな開口を並べて待っています。21歳の彼は帰りに前後輪をパンクさせてしまいました。転倒して車に轢かれなかっただけでも良かったと思っています。


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