RIGHT STUFF, Inc.Right Stuff Wrong Stuffスプロケットの組み替え 後輪のスプロケットは、効率や最高速度や最大登坂能力 etc...に大きく影響する結構重要なパーツなのですが、例によってシマノの供給する組み合わせでは私のような似非アスリートにとって重すぎて、意外と希望する組み合わせが有りません。 かといって流行りの小径チェーンリングの使えるクランクに交換するのは価格の面で大きな問題が有ります。自分の1台だけならまだ良いのですが、最もこの手の部品を必要としている子供の自転車も複数有るんです。。。そこで、後輪のスプロケットだけでどれだけの事が出来るか試してみました。 一つ目は平地を含む汎用セットです。13か14から始まり25か27くらいまでのギヤです。これは息子達の常用ギヤにもなるでしょう。 もう一つは山岳用やヒルクライム用のギヤです。下りで踏むと12か13が必要で、大きい方は27の上に予備で30くらいが有ると安心できます。
まず平地用のセットを考えます。検索すると以下のサイトが見つかりました。 http://homepage1.nifty.com/kadooka/bicycle/compatibility/sprocket/sprocket.html ここでは105の14-25とアルテグラの12-27を合体させて14-27を作り上げています。人と同じ事をしても面白くないので、シマノのパーツリストを見ながら考えてみました。
第一案です。標準で良く付いている12-23をベースにします。
実際にやってみましたが、これはシマノ純正の13-25そのものなので変速性は純正と全く同じはずです。値段も13-25を新たに買うよりも安いし、12-23をまるまる捨てるよりも環境に優しいです。これは12-23が付いた自転車を売っている販売店がやってくれると嬉しい作業だと思います。 第二案です。上記の13-25をもう一歩進めます。 14のロックリングとCS-HG70(8速ahグループ)の補修部品で28を手配します。上記と同じように13と14を外して両側に14と28を入れます。これで14-28のできあがりです。14-15-16-17-19-21-23-25-28になります。最大が28なのでロードのショートタイプのディレーラーがギリギリ使えます。 最後の25から28が純正の組み合わせでは有りませんから、変速用の切り欠きなどが少し合いません。でも変速性が特に悪いとは思いません。また元ネタをアルテグラで始めた場合は追加の28はグレードが違いますので見た目や重さに少し不満が出るかも知れません。しかし十グラム程度の重量増よりも必要なギヤが有ることの方が私は嬉しいです。 第二案の14-28は結構お気に入りです。52×14は48×13に相当します。同様に52×28は48×26に相当します。インナーでは、39×28は34×25程度です。これでPCD110のクランクを買わずに済みました。代わりにデュラのクランク買いました。平地でアウターの52が使えます。
次は山岳用で、これは通常12-27を使っています。下り区間で踏んだ場合たまに12や13を使うことが有りますから、このギヤは結構私の利用範囲をうまくカバーしているわけです。ただ、またに出現する15%を越える激坂区間やツール・ド・ゆうではもう一段欲しくなります。 そこで12-27をベースに上を1枚追加することを目標にします。ギヤ比の離れ方から検討すると30くらいが適当と思われます。そこで30を探してみるとCS-HG70(8速anグループ)の補修部品で30が入手できることが解りました。上と同じ手法で13のロックリングと30のギヤ単品を手配します。12-27から12と13を外し、13と30を両側に追加します。これで13-14-15-17-19-21-24-27-30ができあがりました。 これはディレーラーのキャパシティーを越えています。実際に30では少し音がします。しかし目的は激坂でのエマージェンシー用ですから、ディレーラーの交換はしません。この組み合わせはほとんど走っていませんが、今後は激坂が予想される場合に使ってみたいと思います。
私は似非アスリートですし自分の非力さを知っています。だから大きなスプロケットでレースに出ても何も恥ずかしくありません(笑)。最適なギヤを選定することにより、自分の非力な出力を常に最大効率で地面に伝え、良いタイムが出ればそれでいいんです。 検討作業や実際の作業に於いて、パーツリストの公開や単品パーツの販売をされている、インターネット通販の某自転車店さんにお世話になりました。 見て頂いた方、写真が無くて解りにくくてすいません。追って追加します。
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