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GX250 エアクリーナの再生

GX250のエアクリーナがボロボロなので再生修理に挑戦してみました。

古いので部品として出るかどうか不安だったのと、出ても1個が数千円はするだろう・・・とのいつもの理由です。


ここには再生前のエアクリーナエレメント画像があります。

現状はこんな感じで全くエアクリーナとしての役目を果たしていません。エンジンが空気中のゴミを吸い込んで耐久性が落ちるだけでなく、ここまで酷いとキャブのセッティングが変わって走りや燃費が悪くなるのも問題です。

スポンジと最外周の毛羽だった部分はボロボロです。幸いにも内側のフレームが金属なのでこの部分は利用できます。

内側の金属板とパンチングプレートはホットメルト系の接着剤のような「んねちゃぁぁ・・・」とした感触のある弾性接着剤で組み立てられて居ました。代用するなら弾性のあるエポキシやスーパーXが良さそうです。


ここには使用したフィルターの画像があります。

ホームセンターで買ってきたフィルター材です。今はこういった製品まで手にはいるようになりました。凄い時代です。当初は換気扇フィルターを使う予定でしたが、こちらの方が見かけがそれっぽいのでこちらで試してみます。

30がメッシュのようです。もう一つ細かいのが欲しかったのですが都合の良いサイズが有りませんでした。仕方ないので30番の厚みが5mmを買ってきました。


ここには再生後のエアクリーナエレメント画像が有ります。

フレームはワイヤーブラシで浮き錆を落とした後、スーパーXを隅肉溶接みたいに使って組み立てました。

上記のフィルター材をちょっと大きめに切って定位置に押し込みます。周囲をスーパーXで軽く接着すれば完成です。材料の厚みが薄いので2枚重ねのトータル10mmにしてみました。

仕上げは残り物の2サイクルオイルを適当にしみこませて完成。もしかしたら数ヶ月でボロボロになるかもしれません。その時は換気扇フィルターでやり直し。


ここにはプラグの画像があります。

試走後のプラグです。最近の車ならこんな物かもしれませんが、昔のバイクにしてはちょっと焼けすぎかもしれません?やはりもう一つ目の細かいスポンジにした方が良かったかな・・・言う感じです。

まあ、許容範囲のアクセルレスポンスは得られていますし、実用品としての走りでは低中速走行がメインとなります。また燃費も良い方向なので良しとしましょう(笑)。


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