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いよいよ初のロングトライアスロン、皆生大会が迫ってしまった。3月に勢いで申し込んでしまい、その後は引っ越しや腰の状態が良くなかったりで満足な練習は出来ていない。

とはいってもランとバイクに関してはそれまでにある程度の下地は作っていたつもりなので、ここまで持ってくれば完走は出来ると思う。問題は最大で750mしか泳いだ事がないスイム。これはウエットに頼るしかないと割り切る。

いくら似非アスリートとは言え、"アスリート"を名乗っているからにはタイムや順位にこだわらないといけない（笑）。と言うことで今回の体調を考慮したうえで目標を決めてみた。スイム:1時間15分、バイク:5時間30分、ラン:4時間10分、トータル:10時間55分。

この中で一番危ういのがスイムで、練習のベストに近いタイム設定になっている。とは言ってもきららトライアスロンの時にも、相当波が高かったけどプールよりタイムが良かった経験がある。私の泳ぎ方は体さえ浮けば、腕でガシガシ漕いでいく感じになって居るんじゃ無かろうかと予想。多分今回も行けると自分に思いこませる。でも本当は少し不安だったりする。

DHバーも付けようかと悩んだけど、あまり練習もしていないのにアップダウンのあるテクニカルなコースでは使えないような気がして止めた。ホイールは唯一のよそ行きホイールであるエアロネロ。

ランのシューズは使い慣れたゲルフェザー。ランのウエアはバイクジャージをそのまま使うかランシャツに着替えるか悩んでいたので、両方を会場まで持って行くことにした。ランシャツにした場合の補給食入れとして小さなウエストバックを準備。

スイムキャップは支給なのでゴーグルと耳栓に海パンだけ。それに命綱のウエットスーツを準備する。バイクパンツにも使うワセリンも入れた。

補給食はコンビニ等で買えるヤツを数種類に、干しイチジク、それに現地で薄皮あんパンを追加予定。最初のボトル用としてポカリスウェットも準備した。

移動日の朝は早いので、朝食用としてパンを数種類買って用意した。飲み物はクエン酸を意識してオレンジジュース。

これで完璧と思っていたけど、内容が今までの大会と微妙に違って居る事にこの時点では気が付いていなかった・・・これが後々の敗因の一つになったような気がする。

12時前には米子に着いたので、受付会場前のサティで昼飯。炭水化物と言うことで、うどんとご飯物が付いた定食にした。車中でも始終パンをかじっていたので結構お腹一杯。

受付を済ませ広島組と合流。長〜い記念セミナーと開会式が終わったら夕方になっていた。会場から出るときにトイレに行ったらみんなとはぐれてしまった。仕方ないので一人でホテルに行ってチェックインし、パンをかじりながらしばらく待っても帰ってこないので一人で晩飯を食うことにした。

ホテルに小さなレストランがあったのでそこに行ってみる。オムライスにトンカツが乗ったようなヤツを頼んだ。それだけじゃ足りない気がして、ミックスサンドとコーヒーも追加。出てきたら結構量が多い。

残そうかと思ったけど、ウエイトレスが「トライアスロンの人はこんなに食べるんだぁ！」みたいな顔で運んできたのを思い出す。残したら負けた様な気がしたので無理して食べた。

部屋に帰ってしばらくしたら、みんなもチェックインして帰ってきた。初めてなので明日の行動について色々教えて貰う。当初は5時起床予定だったけど、5時に駐車場集合と言うことなので4時起床に変更した。

腰が痛くて満足な練習が出来ていないと言うと、色っぽい髪型に変身した勝島さんが「そんなときは無理しちゃ ダ・メ・」と言うので明日は無理はしないことにした。

こんな時にふっとテニスの杉山の事が頭に浮かぶ。彼女とマネージャー代わりの母親が、コインランドリーでの洗濯を繰り返しながら各地を転戦している番組。彼女たちは凄いと思った。

とりあえず荷物もまとまったし目覚ましもセットしたので寝ることにした。食い過ぎで腹の下がりが悪いけど、すっきりするまで起きていると寝不足になりそうなので寝る。

疲れているから直ぐに寝付けたけど、1時間くらいで目が覚めた。ゴロゴロしていると眠ってしまうんだけど、またもや1時間くらいで目が覚める。これを延々繰り返していると4時になってしまった。何となく眠たくて、それ以上に腹の下がりが悪いけど仕方ない。

普段と違う小麦粉主体の食事、十分に消化していないのに就寝、前日からの睡眠不足、長距離ドライブ、慣れないクーラー、etc．．．

後から思えばこの時点で体調面のコントロールが不十分だったことが良くわかる。でもその時には何も感じずに直前の予定だけを考えて一生懸命行動していた。こういう人間はいくらフィジカル面が優れていても、杉山やイチローに成れない気がする。。。いかんなぁ・・・これじゃ。