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Forerunner301のトランスミッター電池交換

トレーニングやレースに愛用しているForerunner301ですが、2日ほど前から心拍数取得のエラーが増えてきました。昨日などは半分くらいしか取れていません。

室内で試験してみると、安定して受信できる距離が40cmくらいまで減少していることが解り、胸に付けるトランスミッターの電池が無くなってきたのだと予想して交換することにしました。

電池は蓋に記載の通りコイン形リチウム電池の「CR2032」です。リチウム系一次電池で直径が20mm厚さが3.2mmの規格です。凄く一般的な電池なので、100円ショップでも売っていますし定価で買っても300円程度です。


ここには電池カバーの画像があります。

電池蓋はコインで開けるタイプです。溝の寸法が結構大きいので500円や500ウォン硬貨を使った方がよいです。また、ねじでは無くてロックを外して引っ張るタイプです。

上の写真で向かって左がロック状態(使用状態)です。コインを使って向かって右のアンロック状態まで、反時計方向へ30度くらい回します。こういう作業の前には、内部に汗やゴミが入らないようにブラシやウエスで溝を掃除しておくことが大事です。

アンロック状態にしたら、あとは隙間に爪を引っかけて蓋を引っ張ります。ちょっと作業性の悪い設計だと思いますが、0番のドライバーが必要であったり、電池交換が出来ないタイプよりは親切なのかもしれません。


ここには電池装着状態の画像があります。

新しいCR2032に汚れを付けないように気を付けて、上の写真の向きに電池蓋にセットします。電池蓋には細い"O"リングが装着してありますので、ゴミや糸くずを付けたり、溝からずれたりしないように注意します。

アンロックの角度を保って本体に差し込みます。左右に数回ねじってみて"O"リングの異常を確認しながらロック位置まで回して完了です。


交換後に試験してみると明らかに改善されました。到達距離も当然増えていますが、一番変化したのは一旦受信できなくなった後に受信機を近づけたときの再表示時間です。今までは10秒-30秒くらいかかっていたのに、電池交換後は2秒くらいで再表示します。

パソコンの横などノイズの多い環境での受信も相当改善されました。電池は安い物なので、今後はもう少しまめに交換してやろうと思いました。

今回は初めての交換という事もあり"O"リングには追加で何も塗りませんでした。次回からはシリコーングリスなど、廻りのプラスチックを痛めない物を塗布する必要が出てくるかもしれません。


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