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キャブレター調整ツールの製作

キャブレターのエアスクリューやパイロットスクリューを調整するための変なドライバー。以前から欲しかったけど高価で買えず、毎回タンクを外したり隙間からドライバーと指で無理をして調整していました。

最近GX250のキャブをいじることが増えてきて、装着状態のままで簡単に調整したい要求が増大してきました。買うと5,000-10,000円くらいしますから何とか自作することにします。


ここには調整ツールの全体画像があります。

材料はすべて手持ちの廃材で、スピードメーターケーブルのインナー、外径5mmの真鍮パイプ、外径7mmのアルミパイプ、エポキシ系接着剤です。

構造は見ての通りで、先端を90度に曲げた真鍮パイプの中にスピードメーターケーブルのインナーを通してあります。メーターケーブルは先端にΦ5mm程度の金具が圧着してあるタイプを選びました。

右側の1/3程はパイプが切れており、この部分を車体外から回転させるとケーブルが回転して先端のビットが回ります。錆び錆びのケーブルにグリスを塗って誤魔化してあるので回転は良くありませんが実用的には使えます。


ここには調整ツールの先端部拡大画像があります。

先端の詳細です。メーターケーブルの先端に圧着してある金具をグラインダーで成型します。その部分のガイドとしてΦ7mmのアルミパイプを真鍮パイプの先端に接着してあります。

取手側にかぶせてあるアルミパイプは剛性向上のためです。最初はΦ5mmの真鍮パイプのみで使ってみましたが剛性が不足して使いづらく、急遽エポキシで補強しました。材料さえあればもっと太くても良いくらいです。


このツールを自作したおかげで随分作業が楽になりました。各部がエポキシで構成してあるので耐久性が不安ですが、それでも5年10年は大丈夫でしょう。


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