RIGHT STUFF, Inc.
Right Stuff Wrong Stuff
伝動用ローラチェーン
チェーンに関する自分用の覚えです。
JIS-B1801及びB1802によるローラチェーンとスプロケットの主要寸法。
呼び番号 | ピッチ (mm) | ローラ外径 最大(mm) | ローラリンク内幅 最小(mm) | スプロケット歯幅 最大(mm) |
25 | 6.35 | 3.30(ブシュ) | 3.10 | 2.8 |
35 | 9.525 | 5.08(ブシュ) | 4.68 | 4.3 |
41 | 12.70 | 7.77 | 6.25 | 5.8 |
40 | 12.70 | 7.95 | 7.85 | 7.2 |
50 | 15.875 | 10.16 | 9.40 | 8.7 |
60 | 19.05 | 11.91 | 12.57 | 11.7 |
80 | 25.40 | 15.88 | 15.75 | 14.6 |
100 | 31.75 | 19.05 | 18.90 | 17.6 |
120 | 38.10 | 22.23 | 25.22 | 23.5 |
140 | 44.45 | 25.40 | 25.22 | 23.5 |
160 | 50.80 | 28.58 | 31.55 | 29.4 |
200 | 63.50 | 39.68 | 37.85 | 35.3 |
240 | 76.20 | 47.63 | 47.35 | 44.1 |
単列のローラーチェーンの呼び寸法は、ピッチを3.175mmで除した値に次に示す数字を末尾に付ける。
0-ローラのあるもの
5-ローラのないもの
1-軽量型
すなわち
50番はピッチが3.175x5=15.875mmのチェーンでローラ有り。
25番はピッチが3.175x2=6.35mmのチェーンでローラ無し。
41番はピッチが3.175x4=12.70mmで軽量型(幅が狭い)。
モーターサイクル用でよく見かける駆動用チェーンとスプロケットの主要寸法。
呼び番号 | ピッチ (mm) | ローラ外径 最大(mm) | ローラリンク内幅 最小(mm) | スプロケット歯幅 最大(mm) |
415 | 12.70 | 7.95 | 4.68 | 4.3 |
420 | 12.70 | 7.95 | 6.25 | 5.8 |
428 | 12.70 | 8.51+α | 7.85か? | 7.2か? |
520 | 15.875 | 10.16 | 6.25 | 5.8 |
525 | 15.875 | 10.16 | 7.85 | 7.2 |
530 | 15.875 | 10.16 | 9.40 | 8.7 |
532 | 15.875 | 10.30+α | 9.40か? | 8.7か? |
630 | 19.05 | 11.91 | 9.40 | 8.7 |
最初の数字はJISに準じて3.175mmの倍数がピッチを表す。
2番目と3番目の15や20はローラリンク内幅の呼びを表す。
具体的には0.3175の倍数が幅の呼びとなる。20x0.3175=6.35mm(→6.25mm)
28や32は一つ前の呼びに対する改良型らしいが、詳細不明。
自転車用でよく見かける駆動用チェーンとスプロケットの主要寸法。
呼び番号 | ピッチ (mm) | ローラ外径 (mm) | リンク内幅 (mm) | スプロケット歯幅 (mm) |
410(単段) | 12.70 | 7.75 | 3.40 | |
475(多段) | 12.70 | 7.75 | 2.40 | |
最初の数字はJISに準じて3.175mmの倍数がピッチを表す。
2番目と3番目の10や75(7.5を表す)はリンク内幅の呼びを表す。
具体的には0.3175の倍数が幅の呼びとなる。7.5x0.3175=2.38125mm(→2.40mm)
実質的にこの規格が生きているのは、ママチャリ用やピスト用として410(1/2x1/8と呼ばれる)が使われているだけで、多段用は各段数やメーカー毎に専用チェーンが用意されている。
チェーンの軸間距離やリンク数に関する計算表です(私は普段ロータスを使っており、一般向けにエクセル様式で出力してみました。正常に動作するか保証の限りではありません。ごめんなさい。)。
chaincalc.xls
元々は椿本チェーンのカタログ計算式を元に作成し、機械設計の業務で使っていた物です。「バイクのドライブスプロケットを16から17にした場合、チェーンを継ぎ足さずに調整だけでOKだろうか?」なんて時にも便利に使えます。
|