RIGHT STUFF, Inc.Right Stuff Wrong StuffXS650(XS1B) ヒューズボックス廻りの配線修理 最低限のエンジン始動が出来るようになったので、ワイヤーハーネス関係をきちんと整備していくことにします。手始めにバッテリー廻りから。
最初の1本目からガーン。ビニテを剥いだらこんな接続が出てきました。これで通学したり通勤したり、松本までツーリングに行ったり・・・知らないって事は恐ろしい。 この画像には入っていませんが、ヒューズケースもヒューズを差し込む電極もしっかりしていたのでこれらは再利用します(次の時代のヒューズボックスよりも20倍まし)。配線だけやり替える事にしました。 また、パーツリストを見ていくとバッテリ側はもう1本のハーネスが組み合わさって居たことが解りました。これはたぶんヒューズボックスAssyを基本部品として流用するためだと思われます。下図の3番と10番。 本図はUSAヤマハが公開しているXS1のパーツリストより引用 必要もなく接続点が増えるのは好きじゃ無いので、今回はその部分は一体型と考えて長めの線で済ませることにします。
ヒューズホルダの再半田。オリジナルの1.25sqに対して今回は2.0sqを使っています。そのためにホルダの穴を2.0mmのドリルでさらえました。 寸法的に厳しい所なので半田は薄く付けます。つきすぎたらヤスリで削らないとホルダが閉まりません。 バイクや車に半田付けは良くありませんがこの手のホルダはよく考えられています。半田部分から両側3mmくらいはホルダでサンドイッチされていて、半田部分には応力が発生しない構造になっています。
バッテリー側の丸端子です。圧着した後に「スーパーX」を塗りたくります。以前は「G-17」を使っていましたが最近はもっぱらこれです。 腐食性の環境が考えられる場合は、こんな感じの気休めをやってます。
完成品です。特になんでもない1本のハーネスでした。とはいっても、こういう部品の積み重ねで性能や信頼性がきまってくるわけですね。
ヒューズボックスを変更しました。スペアヒューズを買おうと出掛けたけど見つかりません。XS1の時代のガラス管ヒューズはホームセンターやカーショップで入手が困難になっていました。 現時点で最も入手性が良さそうに見えたブレードタイプのヒューズを使うことにします。ヒューズボックスは庶民の味方「エーモン」がちゃんと用意してくれています(^^)。 選定でちょっと失敗しました。最初はケーブルが赤くてヒューズにカバーが付いたタイプと25Aの標準型ブレードヒューズを買ってきました。端子を付けていざヒューズを挿入しようとしたらカバーが閉まりません・・・ カバー付きのタイプはブレードタイプでも「ミニタイプ」に対応していたのです。ガーン!そんな規格知りませんでした。カバーや赤のワイヤーには未練が有ったけど、一般的なヒューズの方が嬉しいのでカバー無しの黄色ワイヤーのタイプに買い直しました。 前から気になっていたのですが、ヒューズの先はオスのギボシになっているんです。基本的な思想では常時プラス電源が出ている所なのでメスのはずです。あえてこうなっているのは何故なんでしょう?
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