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XS650(XS1B) フロントホイールの組み替え

部品取りに持っているTX650はディスクなのでスポークの角度が異なり、そのままではリムの組み替えが出来ません。

そこでリムは買うことにして「RKエキセル」に問い合わせました。「XS1のデータは無いので現物を送ってもらって測定してから作る」と言うお返事。さらに「調査にかかる費用も含めて、販売店にご相談下さい」とのこと。

リム1個の質問にきちんと答えてくれたうえに、データが無くても測定してまで作るという回答に非常に感動。しかし・・・18,000円位で汎用の19インチドラム用が買えると思っていただけにかなりショック。

ちなみに「エクセル」じゃ無くて「エキセル」と読むのは返事メールの署名欄を見て初めて知った。


ここには分解前のホイール画像があります。

とりあえず現状。これじゃ車検は通らないと思うし乗っていても不安。

スポーク組とハブに対してのホイールセンターの位置を測定して分解開始。ホイールセンターはハブのフランジ中央でした。

数週間前からニップルに潤滑剤をかけて居たけれど、最終的に2本折れて4本が回らずに切断。正常に分解できたスポークも、錆による腐食が酷くて再利用は無理な状態。


ここには新旧のホイール画像が有ります。

どのくらいスポークの角度の影響が有るのかの検証と、中古H型アルミリムの振れを確認するために生き残ったスポークで仮組。

リムの振れは全くないので、表面の汚れと腐食を取り除けば使えそう。


ここにはニップルの拡大画像があります。

外から見ただけでは、それなりにスポークとニップルが収まっているように見える。


ここにはリム裏側の画像が有ります。

裏側から見るとやっぱりニップルの座が傾いていて、ほんの一部しか当たっていない。これでは見かけだけの車検には対応できても実使用での問題が出てきそう。


ここには鉄リムの画像が有ります。

標準でどのくらい当たっているかを確認するために、純正の鉄リムを観察。

意外と当たり面が少なくて、座面全部がぴったり当たっている訳では無かった。しかしこれは鉄で許容面圧が高いからであって、アルミも同等の当たり面で良いとは言い難い。

2日ほどずーと悩み続けて、チモシェンコ大先生に相談することにした。XS1は排気量の割りに小型軽量で有ること。私の体重も重くないこと。デブの乗ったGT750に比べたら前輪加重は7割にも満たないこと。ハブ径の小さいダブルディスク車なんかに比べたらブレーキング時のスポーク張力は半分以下かもしれないこと。100km/h以上での走行は走行距離の1%にも満たない事。XS1の設計時点に比べると日本の道路は平坦で大変良くなったこと。。。等を先生に問いかけると、


ここにはリム加工用の工具の画像があります。

夢の中で先生はこのような道具を提示されました(笑)。

さらに、ニップル座面の当たりはリム側の強度も考慮して大きく彫り込むことはせずに、50%程度を目安にすること。そうすればアルミと鉄なので馴染んで来て最終的には65%くらいの当たりで落ち着くで有ろう。とのアドバイスも頂きました。


ここには加工後に組み直したリムの画像があります。

言われたとおりに加工してから組み立ててみると、許容範囲くらいにはニップルが落ち着いています。

これなら何とかなるんじゃ無いでしょうか。


ここには車体に仮組みしたホイールの画像が有ります。

本来なら分解してリムを磨くべきですが、なんとなく嬉しくてたまらないので車体に仮組みしてみました。

タイヤは付いていないけどカッコイイです(^^)。私にとって大径ドラムにH型アルミリムは、この時代を象徴する懐かしい組み合わせです。


ここには振れ取り中の画像があります。

スポークが来たので早速組み立てました。フォークのボトムケースが鉄なのでマグネットベースがくっついて便利です(^^)。

スポークはヤマハから出なかったのでリプロ品をラビットから購入しました。ここはアメリカのリプロ屋さんの日本代理店でした。そのためか今はアメリカから日本への発送はしてくれないみたいです。

小さな市場の商品を在庫を持って販売することの大変さは身に染みて理解しています。だから日本の代理店が今の5倍の価格で販売しても私は何も文句は無いのです。お客が欲しいと思わなければ売れないだけ。商売とはそう言うものだと思っています。

でも直接購入の道を残しておいて欲しかった気はします。。。とは言っても、日本人が変な英語で「あーだこーだ」言ってくるのに対応しつつ、あの値段で海外発送は涙が出るでしょう。また、小さな島国の代理店としては売れない商品も一応在庫・陳列しておくために、或る程度の保護が欲しいのも解ります・・・

と言うことで大人の判断でラビットに注文です(笑)。2日後には到着しました。掲示板の雰囲気通りに対応も悪くない店でした。INもOUTも純正品よりも2-3mm短い感じでしたが、このくらいでは性能的に問題が出るわけも無く、短めは組みやすい方向と成るので長すぎよりは罪が軽いです。


ここには車体に装着した画像があります。

嬉しがりなので深夜にも関わらずタイヤを組んで仮装着。何も付いていないのでこれが本当のチョッパーですな。

小さな黄色いタンクでも載せてケニーロバーツを走らせたい気分です。んっ!黄色に黒のストロボカラーって結構カッコイイかも。みんな判で押したようにキャンディーグリーンのオッサンばかりだから同じじゃつまらん。


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