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フロートレベル計

キャブレター調整の最初の一歩、フロートレベル。簡易的には逆さまにしてフロートの高さを調整しますが、古いオートバイの場合はこの方法では巧くいかないことが時々発生します。

ニードルの中に組み込んであるスプリングの強さが左右で変わっていたり、ほとんど死んでいたり、フロートが変形していたり、修理の半田付けで重さが変わっていたり・・・

最終的には取付状態での実際の液面を確認するのが一番です。しばらく放置していればオーバーフローの兆候も発見できます。


ここにはフロートレベル計の画像があります。

一部のキャブでは下のドレーンにニップルが付いていて、ホースを繋いで横のビスを緩めるだけで確認できる場合が有ります。GXはそうでした。しかしXS1は単純なドレーンボルトだったのでちょっとしたツールを作りました。

XS1のBS38ではドレーンボルトはM8xP1.0です。細目ねじですがそれほど入手性が悪いサイズでは有りません。これの真ん中に穴を開けて真鍮パイプを半田付けしました。あとは透明のホースを差し込んで取り付けるだけです。

詳細にレベルを確認するときはフロートチャンバーにホースを沿わせます。この写真の場合は丁度合わせ面の所に液面が来ていました。経験上ちょっと高すぎる気がしたので、5mmほど下の段の所に合わせてみました。


古いバイクの雑誌などではガラス瓶を使うやり方が紹介されていたりしましたが、適当なガラス瓶はなかなか見つかりません。本当は透明のフロートチャンバーでも有れば面白いのですが。。。


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