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20V-500mA定電圧定電流電源
以前作って便利に使っていた20V-500mAの定電圧定電流の安定化電源。イグニッションの試験中に調子に乗って近くでスパークさせていたら死んでしまいました。
回路図も残して居なかったので回路図をスケッチし、死んでいたパワートランジスタとOPアンプを交換して修理完了です。後々困らないように、とりあえず現状の回路を残しておきます。
スケッチした回路図です。クリックすると原寸画像が出てきます。
自分でもどういう理由でこうやったのか解らない部分がいくつかありますが、あり合わせの材料で適当に自作した物は往々にしてこんな感じですね。このまま真似しない方が良いです(笑)。
メインのトランジスタはフライホイールダイオード?が付いたえらく大きいのが使ってあります。とりあえずこれが余っていたのでしょう(笑)。
2SJ40を沢山持っていたのだと思います。ゲートとソースを接続して定電流源として各所に使っています。Q1に関してはそれほど元電圧が変動するところでは無いので、抵抗でも良いような気がします。
基準電圧のボルテージフォロワLM324の1/4は必要ないような気もしますが、1回路余ってもしょうがない・・・的なところでしょうか。
LM324の2/4の意味が良く解らなかったのですが、これがないと上流のTL431の電流が出力に出てきてしまうので対策したように見えます。
定電圧と定電流の合流部分では両者のORとせずに、定電圧指令をメインと考えて定電流指令は横から割り込むような思想です。OPアンプを単電源で使っていますから、ダイオードを使って単純にORをすると0Vまで落ちないことがあり、そのための仕様かと思います。
出力の12Vツェナー2個はおまじないとして今回追加しました。
2007年10月11日追記
先日0Vで0mA近辺の試験をしたかったので回路を見直しました。以前の回路では単電源OPアンプを使っていたので、0Vや0mAまで綺麗に落ちない問題が有ったためです。
色々と悩んでみたのですが、最終的には極々普通に負電源を追加することにしました。負電源を作る方法は安いDC-DCコンバータ製品を分解して組み替える方法を取りました。
電流や効率や質にシビアなことを言わなければ、100均等で購入できる製品を流用するのが現時点では最も安価にDC-DCコンバータの部品一式を入手できます。
インダクタンスの値は470uF位が欲しかったのですがそれを買っていると他の部品よりも高価になってしまうので、今回は基板から剥がした100uFで我慢です。
電圧はこちらも基板から剥がした1kΩと3kΩを使って-5Vを出力していたのですが、これだと0Vで0mAまで絞ったときにパワーTr.のベース・エミッタ間の抵抗経由で出力に-1.7V位が出てきてしまいました。限定した状態では有りますが気分が悪いので、1kΩと1.5kΩで出力電圧を-3.125Vまで落とし、出力に負電圧が出ないようにしました。この1.5kΩだけが新たに追加した部品です。
もう一つの変更点は出力電流の増大です。もともとトランスとTr.と放熱器には余裕が有ったので、検出抵抗を2Ωから1Ωに変更して出力電流を1A+αまで増加させました。それに伴って電流計を交換したかったのですが、手持ちによいのが無かったし買うのは高いので、0.1Ωのシャント抵抗を噛ませてフルスケールが500mAと1000mAの切り替え式にしてみました。
なんか段々とグチャグチャになってきて、自分でも良く解りません(笑)。最終的に負電源を追加するくらいなら、最初からLM317でも使ってシンプルに纏めた方が良かったように思います。
ここには文章
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