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DHバーを作る

2005年の皆生はドロップハンドルのみで参加しました。2006年の皆生はプロファイル社のジャマーを少し改造して使いました。そして今シーズンの2007年ですが、さらなるコンパクトポジションを目指して?新しいDHバーを導入することにしました。

導入には問題点がいくつか有ります。フレームやステム等と同じように、標準から外れた体型の私は、市販のDHバーを買ってきても直ぐに使える事は無いでしょう。ほとんどの場合、大きすぎて使えないか何らかの改造をする必要があります。

予算の問題も有ります。ポジションを出すまでに試行錯誤が有りますが、そのためにいくつもの製品を買うわけにはいきません。普通に1組が1万を超します。乗り込んでいくとさらにポジションが変わるかもしれません・・・

と言うことでいつもの様に自作です。ジャマーのパイプを測定してみると、外径がφ22mmくらい。板厚が1.4-1.5mmくらいだと解りました。生産国の事を考慮してインチサイズで探してみると、たぶんφ22.22x1.47mmと言う規格で有ろうと解りました。

強度、値段、入手性などを考慮して、材質はA6063の押し出し材としました。板厚も十分ありますし、ハンドルなどと比べてもモーメントは小さいので大丈夫でしょう。


ここにはパイプベンダの全景があります。

私はパイプベンダを持っていません。適当に曲げるとへしゃげてしまうのは経験済みなので、それらしい治具を作って曲げるしか有りません。

手持ちの材料を駆使して、この写真のようなベンダを作ってみました。フレームはガレージの煉瓦塀です。廃材の柱とダルマジャッキを使ってパイプを曲げます。


ここにはパイプベンダの詳細画像があります。

ベンダ部分の詳細です。直径80mm程度の杉丸太が有ったのでそれを使います。中央の丸太には丸ベルト用プーリーのイメージで、φ22mmの溝が掘ってあります。両端の丸太にはストレートのV溝が掘ってあります。

この状態で中央のジャッキを伸ばせばパイプが曲がっていきます。スプリングバックを考慮して少し多めに曲げて終了です。

少しだけ内側に皺が出てしまいました。丸太にはきっちりと溝を掘ったつもりでしたがやはり金属で無ければ駄目なのでしょうか?それとも加熱するとか色々とノウハウが有るのかもしれません。

大きな問題では無さそうなので、このまま使うことにします。パイプはまだまだ有るので何回かトライしてみましょう。


ここには曲げダイスの画像があります。

杉の丸太で作った曲げダイスです。

チャンスが有れば金属で作り直したい所ですが、まあ、こんな物でも無いよりはずっとましです。


ここには改造前の画像があります。

こちらは改造前の2006年仕様です。

このときは手首の角度がこの位急な方が楽に感じていました。


ここには改造後の画像があります。

今回製作した2007年仕様のプロトタイプです。

一番の目的は手首の角度を緩くすることです。体全体のフォームを変えたからでしょうか。最近は手首の角度を緩くしたいと感じていました。そのための試作1号がこれです。

これから春にかけて、自分の体に最も合ったポジションとDHバーを模索していきます。


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