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XS650(XS1B) イグナイタ用PICコントローラ(Ver3)

クランク軸端検出でコイル1個の同時点火。1350rpm辺りまでは15度の固定進角バージョンです。

プログラムやシステム的には旨く動いていたのですが、センサの耐熱性の問題から開発がストップしてしまいました。


ここには検出部の画像があります。

クランク軸端に設けたタイミング検出部です。基本的にはVer2と同じなのですが、反射率の向上と安定化を狙って銀ラッカーから台所の壁用アルミシートに変更しました。

配線も既設に沿わせて綺麗に纏めていたのに、この後あんな悲劇が待っているとは(笑)。


忘れないうちに今回のプログラムを置いておきます。

ig06.asm

始動からアイドリングまではBTDC15度の固定進角としています。その後は直線的に進角していき、一定値に達したらあとはずっと一定値を維持する特性です。


今回の問題点はフォトセンサの耐熱性でした。使用温度75度の一般用を使って居たために、カバーを閉めて走行したら8kmくらいで立ち往生してしまいました。カバーを開けて冷却しながら何とか帰ってきましたが、その際には太陽光の外乱も経験しました。

耐熱性のあるフォトセンサは手持ちに無いし、カタログで調べても150度クラスは簡単に見つかりません。また、見つかったとしても太陽光の問題は本質的な物なので最後まで残るでしょう。と言うことでホールセンサに戻ることにしました。

しかしXSのこの部分は発電機です。耐熱温度こそ160度とタフなヤツですが、強力な磁力が渦巻いているこの場所は、ホールセンサに取って魑魅魍魎の住む世界だったのです(笑)。


ここには文章

ここには文章

ここには文章


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