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秋月のPICプログラマーを"綺麗に"USB化する

過去に試作基板の切れっ端などを使ってUSB化は完了していたのですが、仕事の方でGPS用の基板を起こしたのを機に、こっちにも流用してきちんとやり替える事にしました。


ここには組み合わせた画像があります。

プログラマと組み合わせた状態はこうなります。あつらえた訳では無いのですが空きスペースにピッタリです(^^)。

プログラマ上の、5VレギュレータIC、13VレギュレータIC、232C変換IC、とそれらの関連部品が全て不要に成ります。

プログラマ上232C変換を残したままで、USB基板の方もGPS用を使って232Cでデータを出す方法も有ります。しかしこれだと「日本人と話をするのに、日本語→通訳→英語→通訳→日本語」とやっているような物です。

基板が汚いのは許せますが(笑)、構成が不必要に汚いのは嫌いです。232C出力を残したいなど仕方のない事情が有る場合を除き、プログラマ上の232C変換ICは撤去した方がスマートだと思います。


ここには設定例の画像があります。

USB-シリアル変換はFTDI社のICを使っているのですが、秋月の書き込みプログラムと組み合わせると232C接続の時よりも遅くなりました。コントロールパネルのデバイスマネージャを開き、ドライバの詳細設定値をこんな感じに弄るとだいぶ改善します。

一例として、自作のタコメータプログラムを16F88に書き込むとき、標準設定だと82秒かかってしまいますが、この画像の設定だと39秒で終了するように成りました。

使うプログラムや転送するデータの内容に依るとは思いますが(だからこそ調整できるように成っている・・・)、この辺りを調整する意味はあると思います。


ここにはケースに入れた画像があります。

ケースに入れて使用中の状態です。ケースは最初の段階で作っていましたから、基板上の不要になった部品を撤去した後にUSB基板を装備しただけに成ります。

先の方に出ている黒い線がUSBポートに繋がる線です。接続がこれだけで済むのは本当に楽です。この基板を売り出したという営業的な意味もありますが(笑)、お勧めします。


私は秋月のプログラマでVer4を使っていますが、このときの消費電流は待機時に42mAで書き込み時に53mA程度でした。対象のPICは16F88です。PICが変わってもたいした差は無いと思います。

最大で53mA程度と言うことは、USBの規格からいくとどんなUSBポートにも接続して使える事に成ります。実際にノートパソコンで使ったりもしますが問題なく使えています。


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