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ドエルタイムの重要性

「ドエルタイム」とか「ドエルアングル」とか「ドエル角」と言うのは、ポイントがカムの山に乗っていない状態を言います。電気的にはポイントが閉じていて、点火コイルの1次側に電流が流れている状態です。

そこから派生してセミトラやフルトラのシステムであっても、コイルに通電している期間のことを「ドエルタイム」とか「ドエルアングル」と表現することも有るようです。


もしコイルに電圧を加えた瞬間に電流=電圧/抵抗で計算される電流が流れるとしたら何の問題も有りません。

コイルの電流は日常生活的には瞬間に流れだしますが、厳密に見ると少しずつ増加して行きます。この少しずつ増加する時間は、数千回転で回っているエンジンにとっては十分問題になる程度の時間です。

これは実際に測定した1次側の電流波形です。100%の電流値に成るまでに約10msの時間がかかっていることが解ります。6000rpmで回るエンジンの1回転に要する時間は0.01秒、すなわち10msです。


ここには文章

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