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RAM-B-231(RAM-B-231Z) と RAP-319

RAM-B-231は1インチボールのグループに属する取付座です。付属するUボルトで丸棒に取り付けて使用します。

丸棒のサイズはφ16mmからφ26mm程度が使用可能ですが、最適な範囲はφ19mmからφ26mmくらいです。

本体の材質はアルミ合金製でボール部分は表面にゴムが焼き付けてあります。RAM-B-231ZはUボルトとナットの材質が炭素鋼でメッキされており、一般的なセット品などに使用されます。ナットは頭に樹脂が入ったセルフロックナットです。

RAM-B-231はUボルトとナットがステンレス鋼で出来ており、「Z」タイプよりも耐食性が要求される環境で使用されます。


ここにはハンドルに装着した例が有ります。

オートバイのパイプハンドルにRAM-B-231Zを装着した例です。オートバイのハンドル径は22.2mmが多く、標準のままで簡単に装着することが出来ます。

本体はアルミ合金製で中央部にはV溝が入っています。バカみたいに締め上げると破損します。RAMでは規定トルクを公表していませんが、セルフロックナットを準備している事などから最低限のトルクに留めて置いた方が良いと思われます。

通常使用時に動くのは弱すぎますが、最低限の締め付けだと転倒の時に動いてくれるので上に取り付けた機器類の保護にも成ります。

Uボルトの先端に付いている黒い物体は、ねじ山を保護するプラスチックの部品です。2個付属していますが成型時のバリが多いので、ニッパーやナイフなどで切り取ってから使ってください。


ここにはアダプタを装着した例が有ります。

RAP-319はこのようにUボルトの内側に挿入して使用します。RAP-319を併用することにより、φ12mmからφ19mm程度の小さな部品に取り付けることが出来るように成ります。

RAM-B-231はインチ規格です。脱着にはインチ規格の工具が必要となります。ナットの2面幅は7/16インチです。ボールの支柱が近くてボックスタイプやメガネは使いづらいので、スパナタイプ(オープンエンド)が良いでしょう。

インチ工具が手に入りにくい場合、ミリ規格では11mmのスパナが利用できます。しかしこちらの方が少しだけ小さいので、工具によっては咥えることが出来ないかもしれません。12mmはガタガタです。ナットも工具も痛みます。応急用には使えるかも?というレベルです。


ここには細い棒に装着した例があります。

RAM-B-231ZとRAP-319の組み合わせをφ13mmのパイプに装着した例です。V溝の形状などはぴったりです。アメリカの設計者が1/2インチのパイプを想定していたことが伺えます。

上記の組み合わせではφ16mmでも良い感じにクランプ出来ます。φ19mmになるとクランプ出来るけどぎりぎりの感じです。

φ12mmより小さなパイプに適用したい場合、アルミ板などを巻いてあらかじめ直径を太くしておく必要があります。その場合でもφ16mmくらいまで太くしてRAM-B-231を用いるよりも、φ13mmくらいまで太くしてRAP-319を併用した方がしっかりとクランプ出来ました。


ここには大径パイプの例があります。

1インチよりも大きなパイプに使いたい場合、RAM-B-231のボルト穴は長穴になっているのでUボルトを交換すればφ32mmくらいまでは使うことが出来ます。

上記の画像は10mのアンテナポールの例です。RAM-B-238に大径Uボルトを組み合わせてφ40mmの太さに対応させています。しかしRAM-B-238の座面は平らなので、V溝を持つRAM-B-231ほどしっかりとクランプ出来ません。


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